民事裁判の差し押さえの種類

差し押さえとは、国家権力によって特定の物や権利に関する処分を禁止されることを言います。メディアやドラマで見ていると、暴力団や悪徳金融から家や土地を取り上げられるような行為が差し押さえに当たると思われがちですが、正式には国家機関の権力行為に対して使用される言葉です。この差し押さえには民事執行法上の差し押さえと、刑事手続きによる差し押さえ、行政法上の差し押さえの大きく3種類があります。

 
このうち、民事執行法上の差し押さえに関しては、大きく3つの種類があります。1つ目は不動産の差し押さえ、2つ目は動産の差し押さえ、3つ目が債権の差し押さえです。これらはどれも民事執行法という法律に規定された差し押さえの種類になります。強制的に実行される強制処分に該当します。また、仮差押えという行為もあり、これは民事執行法ではなく、民事保全法に規定された行為です。これは、金銭の債権の執行を保全するために債務者の財産の処分に一定の制約を加える効果があるもので、裁判所が決定します。

 
民事手続き上の差し押さえは、他の差し押さえにくらべて自分の身にも起こる可能性がある重要かつ強制力の強い行為です。
行政法上の差し押さえは、主に国税滞納処分のひとつの方法として執行されます。

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